iOSアプリを作成するのに欠かせない主要フレームワークであるFoundationとUIKitを解説したリファレンスブック。
それぞれのフレームワークに関して、「どんなメソッドがあるか?」「どんなキーワードで検索すれば目的にものが見つかるか?」という場合に使えることを目指しています。
最初のChapter01は「iOSのプログラム概要」として、iOSとObjective-Cのプログラミングの基本を解説しています。
それに続く前半のChapterは、Foundationフレームワークの解説。
Foundationフレームワークは、文字や数字・日時・データなどの情報、そしてそれらをまとめて扱うコレクション、ファイル管理やネットワーク通信をカバーしている、どちらかというと「縁の下の力持ち」的な役割を持っています。それだけではなく、テキストの解析技術である形態素解析、アプリケーションの国際化に必要なロケール情報、XMLやJSONのパーサー、正規表現を使ったテキスト検索など、アプリケーション作成に有用なクラスもあります。
後半のChapterは、UIKitフレームワークの解説です。
UIKitは、ナビゲーション、タブバー、ツールバー、テーブルビュー、ボタンなどなど、洗練されたユーザインターフェイスをアプリにもたらします。画面表示やユーザとのインタラクションなど、iOSアプリを開発するために不可欠なクラスばかりで、Foundationフレームワークと並ぶiOS SDKの基幹技術です。
UIKitフレームワークを理解できれば、自分が思い描くiOSアプリを自由自在に開発できるはずです。
「フレームワークを構成する各クラスの利用目的や使い方を理解し、Apple社の公式リファレンスを読み解くための一助になれば幸いです。」(著者「はじめに」より)
iPhone/iPadアプリ開発者必携の一冊です。書籍中に掲載したサンプルコードはダウンロード可能。
出版社:マイナビ
定価:4,179円(税込)
判型:A5変形
総ページ数:480ページ
発売日:2013年02月23日
ISBN:978-4839943240
著者:大森 智史、中野 洋一
付録:サンプルデータ(Webダウンロード)