書籍
RTL−SDRとRaspberry Piではじめようソフトウェアラジオ
投稿日時:2018年11月13日

内容紹介
本書は最近ちょっと話題になっているRTL-SDRをとことんまで楽しむ事を目的とした書籍になっています。
RTL-SDR自体良く分からないという人もソフトウェアラジオなどは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
ソフトウェアラジオといっても受信用アンテナやICなどはもちろんハードウェア上で用意しなければなりませんが、それ以外はすべてソフトウェアでカバーすることにより、従来のハードウェアラジオよりもコンパクトに、また機能面でもアップしています。
特にRTL社が開発したソフトウェアラジオ用ICの登場でコンシュマーユーザーにも訴求した面があります。それまでのSDRはなんだかんだ高機能・高価格帯のものが多かったですし。

では、RTL-SDRでどんなことができるでしょうか?
実はできること自体、従来のラジオに比べて広がっています。
単純にラジオ放送を聞くことはもちろん、高機能アンテナやブースター、ハイパスといったオプションを付けることにより、アマチュア無線を聞いたり、エアバンドを受信したりなど、従来ではそれになりの価格のラジオを買わないとできなかったことが、RTL-SDRで手軽に、低価格でできるようになりました。
たとえば従来であれば、アマチュア無線をPCで聞くためにはPCに対応したアマチュア無線機を用意しなければなりませんでした。無論、単に聞くだけならアマチュア無線帯が入るラジオでも問題はありませんが。
また、エアバンドで航空機のトランスポンダーを受け取り、PC上の地図で表示場合、ハードウェアはもちろん、ソフトウェアも設定も相当複雑なことをしなければなりませんでした。
今回本書においてRaspberry Piで行うことにより、ソフトウェアラジオを従来のPC環境よりもカンタンにできるようになっており、どなたでもつまずかず設定できるでしょう。

もし、ソフトウェアラジオに興味があるけど、ちょっとお金がかかるので躊躇してるような人でしたら、本書はうってつけの本になることを請け合いです。

■目次
Chapter 01:RTL-SDR概要
 そもそもRTL-SDRとは
 本書で紹介するRTL-SDRのアプリに関して
 Raspberry Piに関して

Chapter 02:OSのインストールと基本設定
 Raspberry PiへOSのインストール
 Raspbianの基本設定
 RTL-SDRの基本設定

Chapter 03:RTL−SDRでラジオ放送を聞く
 必要な機材
 アンテナに関して
 本体で受信する
 他のPCで使用する

Chapter 04:RTL-SDRを使ってiGate
 iGateの概要
 必要な機材
 iGateにおけるRaspberry Piの設定Raspberry Piの設定
 起動設定

Chapter 05:RTL-SDRをつかってエアバンド
 必要な機材
 Raspberry Piの基本的な設定
 dump1090-mutabilityのインストール
 flightradar24にサービスインする

■著者
樋山 淳(ヒヤマ ジュン)
1970年川崎生まれ。
広告デザイン会社からソフトウェア会社、出版社を渡り歩き、企画・編集会社である株式会社三馬力を2010年に起業。現在は書籍企画、編集者、テクニカルライターを兼務し、ディレクター兼コーダーとしてWebサイトの構築、運用も行っている。
主な著書にマイナビ出版「ここまで作れる! Raspberry Pi 実践サンプル集」(共著)、「Microsoft Azure導入ガイドブック」、株式会社三馬力「Arduino Sample Programs」などがある。


出版社:株式会社三馬力
定価:2,594円(税込)
判型:B5
総ページ数:104ページ
発売日: 2018年11月16日
ISBN978-4-908366-02-4
著者:樋山 淳
Amazon:
紙媒体
電子書籍